パンヒエラルキーの首領(ドン)「ベーグル」を親しみやすい存在にしたい
こんにちは
ずっと抱えてるドデカ疑問があります。
ベーグルって... なんで流行ってないの?
あんなウマいのに!!!
モツィモツィしてるのに!!!
ああああああああああああああああああああゆ
好きな方も多いと思われますが、まだ世間一般的には馴染みがないパンだと感じています(※当社比)。友人に聞いても「食べたことない」って言ってましたし、確かに朝起きて「ベーグル食べたいわー」とはならない。多分、まだそういう立ち位置のパンではないのでしょう。
個人的にパン屋さんよりは、主にカフェに置いてるイメージがあります。それはベーグルのお洒落で海外っぽなイメージが先行してるからだと思います。
例えばこのような写真映え抜群な感じ↓
朝マック感
近寄り難し
こんなウマいのに食べてもらえないなんてね。
もったいね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜う
というわけで、ベーグルをなんとか全人類に食べさすことができないか考えた結果、その「敷居の高いイメージ」を「親近感が湧くイメージ」に変えられたらイケるんじゃないかと思ったため、今回の企画の出番です。
Q: なぜ和風?
A: 国民食=ジャパニーズフードやろがい
早速ベーグル店で12種類のベーグルを買って参りました。
ズラッ
国民食と言う割に12種類って少なくないか?と思う方もいるかもしれませんが、国民食って思ってるよりは少ないものです。
ほら
結構多かったわw
味別に購入したので、それに合わせてこれから国民食改造手術を行いたいと思います。
①いちじくとナッツのベーグル→おにぎりにアレンジ
このベーグルが一番おにぎりっぽい色合いなので、おにぎりにしてやろうと思います。
まずは袋から取り出し、手術台に置きます。
ハッ............................
...................................
そんなはずは...............
いやでも......................
_人人人人人人人人人人人_
> ゴブリンみ!!!!すご <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
このベーグルめちゃくちゃゴブりんみあるわ...
おかしいな
ベーグルのこの適度に水分のある表面の艶感と不健康で絶妙な色合い、めちゃくちゃゴブリンの皮膚に似てるだろ...目耳鼻付けたら完全にゴブリンじゃん...
というかもうベーグルってゴブリンの一種では?
思い返せば実は私、幼い頃ベーグル苦手だったんですよ。
恐らくというか明らかに原因はこの見た目が大きく影響していたと思います。でも実際食べて成功体験を得てるから、今こうしてベーグルを広めようとしてる。
過去の自分みたいな人たちがこの世にもっといるかもしれない。そしてその人たちは無意識に救われたがっているのかもしれない。自分がやるしかないのだ。苦手だった経験がある私にこそある使命なのだ。
ちょっと残念な見た目をしている、でも味はめちゃっくちゃウマい。そういう食べ物って意外と世の中にありふれているんじゃないでしょうか?(失礼だが例えば:ウニ、納豆、もんじゃ焼きなど)
ベーグルもそのようなギャップのある食べ物として愛してもらえる存在になれたら...
...OK!!!
ええい!!
おれはこの企画をやめるぞ!ジョジョーーッ!!
そんでこれが新企画だーーッ!!
何はともあれ、企画の本質自体は変わらない。
ベーグルを多くの人に食べさせるために親近感のあるイメージを作る、それが最重要課題です。
それにベーグルはゴブリンに似ているだけではありません。皆さんも知っている通りゴブリンは我々人間にとって一番身近な魔物であるため、ベーグルを食べるハードルを下げるのにピッタリなのです。工事現場とかコンビニとかパチンコとかでよく見かけるじゃないですか〜それです。そこらじゅうにいる身近な存在で親近感GETだ!
企画の流れを再確認
①ゴブリンみのあるベーグルを探す(「ベーグル&ベーグル」a.k.a B&B、というブランドのみに絞る)
②その中でゴブリンをキャラクター化する
③それを基に家系図を作る
では各地で探し当てたベーグル12種類を載せていきつつ、もしゴブリンだったとしたらどういうゴブリンだったかを見極め、キャラクター化する作業をしていきたいと思います。キャラクター化→更に親しみやすさUP!
そのような「設定付け」をすることで皆さんにベーグル一つ一つにイメージを定着付け、覚えてもらいやすくするという寸法です。最後に家系図にまとめることでそれをプリントできるようにし、いつでも持ち歩きでき、買う際参考にできるようにする狙いでございます。角括弧【】にそれぞれの味を書いておくので共にご想像ください。
では
エントリー #1 【ヴォルケーノ】
焼けた爛れた強烈な見た目に反してチーズのしょっぱく柔らかい歯応え。これには「誇り高きホブゴブリン戦士の敗れ去った姿」を連想しました。勝敗がすでに知れてる戦いでも、仲間を守るために敵に一歩も引かない鋼の身体と揺るぎない精神力。最後は火炎攻撃で散ってしまった勇敢なホブゴブリン大佐の亡骸のよう... それに敬意を表し、横にクリームチーズを添えて完食しました。
エントリー #2 【ほうじ茶ミルクティー】
甘さ控えめな香ばしい味わいから、影で火薬作りに勤しむゴブリンの製造責任者を連想しました。ゴブリンは基本的に雑魚で邪悪です。ただ、唯一道具作りが得意だという長所があるため、そこを買われ鉱山に住むことを許されるポストに就いている有能ゴブリンの姿をこのベーグルからは感じ取りました。爆破好きですが生きるために我慢してるそうです。人間社会に溶け込むための努力、おみそれしました。
エントリー #3 【いちじくとナッツ】
いちじくが入っているというこの珍しく、そして贅沢なベーグルからは豪快なお母さんをイメージしました。調べたらいちじくの花言葉には「子宝に恵まれる」という意味があるみたいなのでお母さんキャラ決定です。空いた時間に詩集を読んだりして文化的な時間を過ごしているそうです。夢である雑貨店を開くために準備もしており、とても忙しい模様。人間と喋ることにも抵抗がなく、コネクション作りにも長けていることから子供たちはその将来できるお店を楽しみに待ち侘びているみたいです。
エントリー #4 【ブルーベリー】
ブルーベリーの実が満遍なく練り込まれていてとても華やかな見た目です。木の実とか食べてそうだな、という想像から、盗みを働き村を追い出されたため、森に居場所を見つけ動物たちと共存する小柄なゴブリンの姿を連想しました。おとなしい性格ではあるけど、見た目のせいで最初は動物たちに距離を取られていました。ですが怪我を直したり動物の住処を作ってあげたり侵入者を撃退した功績で、今ではすっかり森の一員だそうです。良かったな。
エントリー #5 【アールグレイミルクティー】
伝統的な和の色合いと深みのある紅茶の香りから陶芸工房で製作の仕事をするゴブリンの姿を思い浮かびました。ゴブリンには珍しく悩みが多い。作業は基本ひとり作業なのにも関わらず人にどう見られているかをよく気にし、周りの話に合わせようとして必死に人気コンテンツを履修するところがあるため、毎夜寝不足らしいです。あと夜シフトを終えると30%の確率で職質をされることに困惑している。
エントリー #6 【コーヒーカスタード】
このベーグルはすごくしっとりしててドーナツぽかったです。しかも中にカスタードが入ってる... これには確固たるメッセージを感じました。購入したベーグルの中で唯一中身が入っていた背景から、ゴブリン独自の言語を日本語や英語に翻訳する仕事をしている知能指数が高めなゴブリンを思わせられました。人間に対立する存在であるからこそ相互理解のためにこのような翻訳業をしているそうです。給料で宝石を買い漁っているらしい。
エントリー #7 【抹茶とホワイトチョコレート】
苦めな抹茶の生地に甘いホワイトチョコがとても似合い、全体的に上品な味わいでした。このベーグルからは表と裏とで二つの顔を持つゲーム配信で生計を立てているゴブリンを連想しました。身バレを何よりも恐れているため、ライブ配信ではとにかく特定に繋がる言葉や音を徹底的に排除して挑んでいるそうです。選挙カーが近くに来ると奇声で候補者の声を掻き消していることから、リスナーから喉ケアに関するコメントとスパチャが相次いでいるらしい。
エントリー #8 【あずきバター】
バターと小豆という名古屋流の組み合わせはやっぱり最強ですね。ふんだんに練り込まれた小豆と生地の色合いから、コロナ前に一度だけ行ったハリネズミカフェを思い出しました。というわけでこのベーグルからはハリネズミカフェの店員をするゴブリンを連想しました。手の皮が分厚いのでグローブなしでもハリネズミを触ることができるそうです。大家さんにペットを飼うことを許されていないため、夜遅くまでハリネズミと一緒にいたいがために閉店作業をいつも請け負っているみたいです。
エントリー #9 【ココアホワイトチョコ】
ココアの香りとホワイトチョコチップのほんのりとした甘さの組み合わせで大人な味がしました。はっきりとした色をしていながら主張が強くないその姿は、裏で暗躍するゴブリンギャングのボスみを感じました。構成員のほとんどがこのボスに助けられた経験があることから、忠義を尽くしているようです。従順なゴブリンは珍しいですが、敵が共通していることがこの集団行動の要となっているみたいです。目的のためなら手段を選ばないその粗野な振る舞いに、一種のカリスマ性を見出すゴブリンも出てきています。
エントリー #10 【ピスタチオとホワイトチョコレート】
人目を引く鮮やかな薄緑色...オークとよく間違われるその大柄な身体はゴブリンとは思えないような逞しさが目立ちます。その正体はサバゲーフィールドのスタッフ。的確なアドバイスやユーモア溢れる声掛けのおかげでお客さんから随一の人気を誇る。装備を付けた途端、環境に溶け込んでしまうため撃たれる回数も少なく、怪我もしにくいところが本人にとっては特に有利な点みたいです。そこを見込まれて前線に立たされがち。
エントリー #11【メープルとくるみ】
あたたかい色合いと甘い香りから温泉施設によくある壁とサウナの木の香りを思い出しました。そこから彷彿させられるのはサウナ経営をしている現代的ゴブリン。試しにお店を開いたら予想外に流行り、ゴブリンにサウナ文化を芽生えさせたみたいです。のぼせた人やゴブリンを水風呂に投げ込むことが日々の生き甲斐だそうです。ただ本人はサウナや温泉などへの関心が薄いため、風呂も基本シャワー派です。
エントリー #12 【クランベリー】
見た目から温泉でのぼせた日本猿を思い出しました。その印象的な赤色からは、強烈なパッションが感じ取れ、イタリアで人気を博したゴブリンのロックバンドを連想しました。全員協調性がないためメンバーが頻繁に変わるみたいです。そのためファンにあまりメンバーを覚えられていないが、アルバムは常に爆発的ヒットを記録している。ライブも非常に人気があり、ワールドツアーで様々な国に生歌を披露しています。
以上になります。
なんなんだこの妄想垂れ流しゴブリンベーグル二次創作リストは...
完全に正気に戻る前に家系図にしてまとめていきたいと思います。
下の図では、主人公をサウナ経営者の【弟】にしています。
壮大な感じになってしまった。
元軍人の主人公っていいですよね。
下の余白には東京にある店舗を記載させていただきました。
今回購入したベーグル&ベーグル(B&B)のベーグルは、
・味の種類が多い
・手に入れやすい
・保存が効く(冷凍で30日保存可能!)
など、ベーグル初挑戦の方にはもってこいのお店です!!
あとゴブリンに巻き込んで正直大変申し訳ないので、まじでご愛食ください。お願いします。
この家系図によって「ベーグルにも家庭があるんだなあ」とか、食べる際に「このベーグルがゴブリンだったらどんな感じだったんだろう」など、楽しく食べる工夫になっていれば幸いです。
なにより、ゴブリンを通して思いを馳せることで、当初の目的である「パンのヒエラルキーを中和すること」が出来ましたね。この記事でベーグルに対してどのようなイメージが定着したかは人それぞれかもしれませんが、手に取りやすい親しみやすさは確実に感じ取ってもらえたかと思います。
最後に、ベーグル&ベーグルでは社員もアルバイトも「アミーゴ」(スペイン語で友達という意味)と呼ぶそうです。
アディオス!